2011年12月31日土曜日

2011年大晦日の雑感

もう何時間かで今年も終わりですね。

今年は大きな震災がありましたね。

あの津波とか、原発の爆発とかを映像で見た時のショックはなかなかの衝撃で。

犠牲となった方達には心からのご冥福を。

復興にはまだ果てしなく時間がかかると思います。

支援は続けて行かなければならないと思います。

忘れてはならないし、風化させてもいけませんね。

一国の権力者たちにも人の心があると、まだホンの少しだけ信じてますが、どうかもう嘘だけは言わないで欲しいですね。


真実を明確に。

望むのはそれだけです。



日本だけでなく世界の各地で起こった災害を見ると、もう我々が様々なバランス感覚を失ってしまっているのは間違いない訳で、その歪みを修正出来るかどうかも、もはや怪しいのですが、崩した張本人にしか立て直すことも出来ないのだと思います。

そこはもう努力しかない訳で。

世の中がそういう方向に向かう事を願うばかりです。


自然災害、エネルギー問題、金融問題、増えすぎた人類と問題は山積ですが。






あと個人的に印象に残ったのは、ビンラディン殺害とか。

殺害と言う表現が、戦争など無くならない理由だとも思います。

お互いの正義があって、お互いの信念の元に戦う。

優劣をつけるのは簡単ではないですね。


それが文化であり歴史でもあり、彼等の在るべき意味でもある訳ですから。



難しいですね。




後は希代のカリスマCEOの死。

僕にとっては大きなニュースでした。

かぶれと言われても良いのです。

フリークですね。

R.I.P





今年見たライヴと言えば、氣志團と東京事変。

氣志團も相変わらず素晴らしかったけど、事変はかなりのインパクトでしたね。

また観に行きたい。






ざーーーっと書きなぐりましたが、私的な2011年総括でした。


皆様も良いお年を。

2011年12月28日水曜日

年末年始の営業のお知らせ

年内は30日迄。

年始は3日から営業致します。

よろしくお願いします。


-KINGKONGDINER-

2011年12月16日金曜日

ケ・セラ・セラとか 信念とか

先日の休みは北九州へ。

多分今年最後の帰省かな。

夕方に家を出て一路ファンファンへ。


道中のBGMはほとんど宮下さんのPodcast。

東さんとの時事ネタはホントに面白くてお気に入りです。

東さんマジに面白くてファンです。

井上CCOとの音楽ネタも面白い。

バックに流れる音楽もステキでオススメです。


煙草とコーヒーがなきゃ


そんでファンファン到着。

ドリス・デイのケ・セラ・セラを購入。いい曲だ。

なるようになる。それも人生だな。

先輩また行きます。



その後本城にある、高校時代の同級生の桑原君のお店『STANCE』へ。

同級生二人でレアなジャパロカの音源を交換したり語ったりすると言う、ハタから見れば何ともヘンな会合でしたが、強烈楽しかったです。

桑原は本当にスゴい人で、高校時代から音楽の話とか普通にしてたんですが、『想い続ければ必ず夢は叶う』と言うのを体現してる数少ない友達の一人です。

もう一人はギャンブラーズのリーダー先輩ですかね。

二人に共通しているのはブレない強さだと僕は思っています。


昔、ファンだったバンドの人達が、今桑原の周りに普通に居るってスゴい事だな。

そしてスゴいとは解ってたけど、久しぶりに見るコレクションのライブラリはやっぱりスゴかった。

いやマジで度肝を抜かれたな。ホントに圧巻の品揃え。桑原スゲー!!!


この時点で帰りのBGMはヒルビリーバップスに決定しました。

ちょろっと寄るつもりがあんま楽しくて、長居してしまいました。

近所のパチンコベルエアに車停めてたんですが、閉店間際にギリセーフ。

また行くね。リンゴありがとう。


高校時代からのお互いを知る数少ない大事な友達です。

皆様も本城にお越しの際は是非。

ジャパロカ好きな人にもオススメです。それ以外でも音楽好きな人には特に。


flying bar STANCE



そしてバンブー会年末スペシャルでキンちゃん邸へ。

みんな元気そうで何より。

マー君に会えて嬉しかった。

ボーズ君結婚おめでとう!

そして幸せとは何ぞやなんて話もしたり。

楽しかった。

皆さんまた遊びましょう。

キンちゃん長居してゴメンね。



帰りはやけっぱちにアクセルを踏みつつ、オービスを気にしつつ、夢見る頃をすぎても、とかDear friendsとか聴きながら、桑原に見せてもらった宮城君のMY WAYの事を考えたりしながら帰りました。

そんな事考えてたらあっという間に着いたな。

近頃は何でもオンラインですましてしまう僕ですが、人に逢いに行くってのはやっぱり大事だな。なんて考える2011年の暮れでした。

未CD化音源のデジタル化









ここ何日かはずっと未CD化音源のデジタル化を。


しかし・・・ホントに究極地味な作業であります。

ヘッドフォンで耳痛くなるし・・・。


結構色々とやったんですが何点か紹介します。

































博多のロックンローラーなら誰でも知ってる安部ジョニー先輩から、何年か前にお預かりしっぱなしだったビリー諸川のアウトテイクの6曲入りカセット。

当時はラブミーテンダーで発売されてたようです。

JB Sun Sessionsの後くらいでしょうか??

表記はWestern Bop Boysとなってます。


これなかなかカッコいい音源ですよ。


オススメです。


僕はデジタル化の際はあんま手を加えたりしないように決めてるんですが、少しだけコンプかけました。


聴きたい人はいつでもどうぞ。



安部ジョニー先輩>おまたせしました。すみません・・・・。


































続いてはThe Velvets の Crazy House。

高校時代にダビングしてもらって聴きまくった思い出のカセットです。

当時地元の先輩のモツくんがゲットしてきたブツだったような記憶があります。


これは6曲入りなんですが、超良いです。

20年近く振りに聴いても良かったです。

オリジナリティ溢れる名曲ぞろいです。


メジャーデビューのCDと中原太志とBE BOP BOYS名義でリリースされていた7inchは持ってたんですが、このカセットは手元になくてもう諦めかけていたんです。が!!秋頃に猛烈に思い立って超マジ検索しまくったら東京の某レコ屋に売ってました。

LPなみの価格・・・と音質はそれなりに劣化してましたが手に入っただけでOK。


このバンドでVo.とソングライティングを手がけていた中原さんは、岡山でレコード店を経営されていて、最初なかなか音源が見つけられなかった僕はお店に電話して本人に直談判したんですが流石に無理でした・・・・。


とは言っても突き放すような態度では全然なくて、リリース時の話や当時のシーンに対してのバンドのコンセプトなんかをとても丁寧に話して下さいました。

やはり!!と思うような話もたくさん聴けて楽しかったな。

最後は『今でも思っていただけるファンの方が居てくれて嬉しかった。CD化はいつかそのうちタイミングが来たら・・・。気長に待ってて下さい。』との事でした。

こちらこそありがとうございました。

不躾で大変申し訳ありませんでした。

気長に待てなかった僕は自分でやってしもうた訳ですが・・・。

許して下さい。

ベルベッツ最高!!


中原さんのお店 SPARK RECORDS にもいつか行ってみたいですね。






























こちらはもう一本。4曲入りのRockin' Star。

これは当時は聴いた事なかったんですが、この流れに乗ってゲット。

Crazy House の後の音源のようです。

後にメジャー盤に収録される曲も入ってます。

ベルベッツ節は勿論健在。


中原さん曰くもう一本作ったらしいのですが。

いつかゲットしたいもんです。




そしてカセットデッキを貸してくれたTCB先輩、ありがとうございました!!
































最後はLP。

ドイツのネオロカバンドSTRUTSのKICK IT。

最強クラブヒットぞろいの名盤なんですが、いまだCD化ならず。

十年前くらいの再発ラッシュの頃に、来るか?来るか?と思って待ってたんですが・・・やっぱ権利関係なのかな?

どうでも良いバンドまで再発されてるのに何故だ??


僕の持ってる盤は昔DJで使いまくってコンディションは少しアレなんですが、めでたくデジタル化となりました。




聴きまくろう。

2011年12月13日火曜日

Logic 奮闘記 iPad2の可能性 Camera Connection Kit & IK Multimedia iRig 編

11月にSoftBankのキャンペーンでゲットしたiPad2。

毎日普通にネットしたり、なんやかんやと使ってはいたんですが、最近になってようやく音楽方面の事をボチボチと。

やりたかったのはレコードのデジタル化と、ギター関連。




まずはレコードから。

要はオーディオインターフェイスを接続したいってことでApple純正のiPad Camera Connection Kitをゲット。



















コレです。

名前の示す通り、デジカメなんかを接続する為の商品として結構前から発売されてました。

SDカード用と、USB用の2個セット。

ちなみに値段はリーダーとしては地味に高い¥2980でして、USBしか使わないのに2個セットは要らないな・・・と思いながら何となくスルーしてた訳ですが、何気にヤフオクを覗くと¥1500送料込みってのを見つけて速攻でゲットです。



そんで早速やってみました。

今回使用するオーディオインターフェイスは、ずいぶん前に購入していたRoland の UA-1EXと言うモデル。

まだ本格的にDTMを始める前にSound It!と言うソフトを使ってレコードのデジタル化に使っていたブツです。

何となくまだ持ってたんですが、久々に日の目を見ました。


それとバッファローの電源供給タイプのUSBハブも購入。

消費電力の関係でパスパワー専用機ではiPadでは認識されないからです。

ヨドバシのポイントがあったんで¥500位でゲットです。



ここ迄まるで自分でリサーチしたかのように書いてますけど、全部ネットで調べただけです・・。

いつも読んでる藤本健さんのブログでリサーチしました。

とてもためになります。ありがとうございます。


因みにRolandからUA-1EXの後継機としてリリースされているUA-1Gと言うやつはパスパワーで行けるっぽいです。

ギターも接続出来て言う事無しですね。

あと基本iPadに接続出来るのはドライバレスで動くモデルってのが大前提っぽいですね。





































全て揃った所で早速接続。

順番はDJミキサーのLine Outから、インターフェイス、USBハブ、カメラコネクションキット、iPadの順番です。

今回アプリはiPad版のGarageBandを使いました。


ガレバンを立ち上げて、Audio Recorderを選択してトラック立ち上げて、何となくレベル合わせて、何となく録音開始。


三分後・・・・・・・・・。



アホみたいに簡単に録音終了。

あまりにも簡単過ぎてビビりました。


iPad版ガレバン上では細かい編集作業なんかは出来ないんですが、iTunesと同期させて音源を取り込んでしまえばPC上の好みのソフトで余裕ですね。

ひたすらサンプリングとか、クラブで友達のプレイをレコーディングなんてのも余裕です。

自宅でMix作成とかなら最初からPCに繋げばいいんでアレですけど。


出張レコーディングには威力を発揮しまくりそうですね。

しかもiPadのバッテリーは鬼容量につき全然減らないんで、更に余裕。

音質も個人的には問題ないレベルだと思います。


僕はレコードもDJ機材も全部店にあるので、ホントに楽ですね。

わざわざMac持って来なくて良いし。



近頃主流のミキサーにUSB搭載のモデルは、もしかするとUSBケーブル一本でダイレクトに繋げるかもですね。

ドライバの問題もありますけど。

誰か試してみて下さい。



それにしても良い時代になったもんです。








次はギター。




































アンプシミュレーターの最高峰であるAmplitubeシリーズや、良質なプラグインソフトT-Racksシリーズで知られるIK MultimediaからリリースされているiPhone,iPad用のギターインターフェイスiRig。


因みにマイク版のiRig Mic、MIDI版のiRig MIDIってのもあります。


コレも発売されて結構経つんですが、国内販売価格はコレまた微妙な¥5000弱というのもあって何となくスルーしてたんですが、またまたヤフオクで並行品が驚愕の¥1680送料込み!!ってのを見つけて速攻ゲット。




































早速使ってみました。

iPhone,iPad版のAmplitube Fenderアプリの無料版とガレバンのアンプシミュレーターでテスト。

iRigはDockコネクターではなく、ヘッドフォン端子に接続するタイプです。

それ故に、レビューを見るとノイズが多いと書かれてる事が多いのですが、個人的には全然問題ありませんでした。

そしてAmplitubeとガレバンシミュの音のいい事・・・。

もはや自宅練習用のアンプなんて要らないのでは??と思ってしまいます。

勿論実機とは別物だとは思ってますけど。

深夜も安心のクオリティ。

ぶっちゃけ小箱のライブならやれそうですしね。


素晴らしすぎる。

今んとこAmplitubeもガレバンもマルチタスクには対応してないっぽいので改善されると更に良いですね。

iRealBookとかと同時に使えれば最高です。



最近信頼のブランドApogeeからDock接続タイプのインターフェイス、Apogee Jamってのが発売されてます。

まあ値段も¥10000位なんで手軽さには欠けますが、Apogeeだけに音質は間違いないでしょうし、Macでも使えるってことで要チェックですね。

残念なのはAmplitubeがDockコネクタ接続の機器に未対応って事ですね。

そこら辺もそのうち改善されそうですけどね。



まだまだ無限の可能性を感じさせますな。


凄いぞiOS。

2011年12月7日水曜日

連休のお知らせ

7(水)8(木)は連休とさせて頂きます。よろしくお願いします。

-KINGKONGDINER-

2011年12月1日木曜日

東京の街が奏でる






























20120304

東京オペラシティーでの全12公演。

うーん・・。さすがにちょい厳しいかも。

しかし一応前向きに検討しよう。


読み物は相変わらず面白いですね。












今月の店休日のお知らせ











7,(水)8(木)は連休とさせて頂きます。


14(水),21(水)は通常の定休日です。


28(水)は営業します。よろしくお願いします。




  -KINGKONGDINER-

2011年11月24日木曜日

Logic奮闘記 Fender '63 Reverb Box 6G15 & VOX V848 MOD. & RANT N' RAVE with the STRAY CATS POSTER

もはや何がロジック関連なのか解らないLogic奮闘記。

ま、大きく音楽関連と言う事でご了承を。


近頃はもっぱら機材の大幅な入れ替えを続けています。

使わなそうな奴はガンガン売却しながら、今後の残りの人生に必要だ!(と思われる)機材をコツコツとゲットしております。














































最近の大物ゲットはコレ。

フェンダーの誇るスプリングリバーブの名機、'63 Reverb Box 6G15。

前からずっと欲しくて、最近Vibro King購入につき念願のゲット!

だったのですが、あまりの素晴らしさにどうしてもBassmanでも使ってみたくなって購入。

これは90年代半ば?のリプロ品です。

ホントはブラウンの現行品が欲しかったんですけど、ワンオーナーの正規品があんまり安かったんで黒にしました。


最初はうーん・・黒かぁ・・と思ってたんですが届いた現物を見ると問題なくカッコ良かったんでオッケー。


色々と調べると90年代にはホワイトトーレックス!もあったようです。

US限定だったのかも知れませんが。

僕の知ってる限り、ブラウン、黒、ツイードだけだと思ってたんで少しビビりました。

60'sオリジナルにはホワイトはもちろんあります。


アレだったらエンブレムだけ交換しようかな・・・。













































上からのアングル。うんうん。カッコいい。

Vibro King内蔵の物と比べると、やはり少し違いを感じます。

ま、アンプも違うんで何とも言えませんが。

真空管の違いもあるので、追々テストしてみようかと思います。

何にせよ極上かつ鬼ウェットなリヴァーブサウンドです。




最近気になってるのが、真空管のバイアス調整って奴なんですが誰かやり方教えてくれませんかね。

もうここまで来ると何でも自分でやってみようと思います。








































あとワウを購入。

前から持ってたV847がぶっ壊れちゃったので買い替え。

今回はV848 クライドマッコイモデルのモデファイ品。

エフェクトボードに設置する為のプレートも付いてお買い得でした。





































中はこんな感じ。

WEのヴィンテージ配線なんかできっちりカスタムしてありますね。

音は良質なヴィンテージタイプです。

音痩せもなくて普通にいい感じ。

僕的に大事なのはこの『普通』と言うニュアンス。

説明するのは難しいですが、普通に良い機材が好きですね。


スタイル的に頻繁に使うエフェクトではないのですが、やはりワウの効果は唯一無二なのでずっと手元?足下?にはあります。

ストラトや335タイプも勿論ですが、フルアコも案外良い感じですよ。

暇をみてはチャカポコやってます。


もう一生コレで良いやと思います。













































最後はコレ。

お友達のマルちゃんに頼んでebayでポチってもらいました。

当時物の3rdのポスター。

サイズも20"×28"と手頃でB2フレームにほぼフィット。元から入れてたエルヴィスを下敷きにして主役の座をゲットです。


しかししかししかし!!超カッコいいな!!


ロカパンにライダースはブライアンしか似合わんな。

善くも悪くもね・・・・。


しかし嬉しい。

マルちゃんありがとう!!

2011年11月17日木曜日

店休のお知らせ

11月20日の日曜日は法事にてお休みさせて頂きます。すみませんがよろしくお願いします。


-KINGKONGDINER-



2011年11月3日木曜日

Logic奮闘記 1963 Fender Bassman Amp 6G6B 改 Celestion Vintage30 & Belden 8473,8470 & ステップアップトランス編

調子に乗って続編です。

遂にキャビネットのスピーカー&配線のカスタムに着手します。




































ベースマンはキャビネットの裏が密閉されている、所謂ピギーバック構造です。

入手して十年、初めて裏蓋をあけます。

つーかネジ多過ぎだろ・・・。






































もしかすると48年ぶり??のオープン。


































予想通りグラスウールがビッシリです。



























サクッとグラスウールをビニール袋に収納して密封。

全貌が明らかになりました。

ヘーなるほど。こんな感じか。


































スタジオでは狭くて作業が出来ないので部屋を移動。





































細かくチェックして行きます。

































まずスピーカー。

てっきりJensenが入ってるもんだと思ってたらOxfordが入ってました。

ネットでアメリカのフォーラムなんか見てると当時の仕様みたいです。

Jensenは61年?位までっぽいですね。

はっきりは解りませんが。



































今回チョイスした新しいスピーカー。

英国の誇るスピーカーブランドCelestionのVintage30の8Ωを二発です。

最近のセレッションはどうも中国製みたいで、(時代ですね)新品購入をあえて避けてヤフオクで美品ちょい中古のイングランド製を入手。


実はこれがはっきりUKメイドかどうかは解らんのですがプリントが昔のタイプですし、中国製にはmade in Chinaのプリントがあるとの事でしたので多分UKだと思います。


サウンドハウスで新品買うよりだいぶ安かったし、エージングとか考えたら、今のペースでは人生終わってしまいそうでしたのでこれで良かったと思います。

ベースマンの出力インピーダンスは4Ωなので8Ωスピーカー二発を並列で接続します。
































さて交換作業の為にキャビネットをバラシに入ります。

































しかし色々とチェックして行くと、何ともまあ適当と言うかなんと言うか・・・。

ボックス自体はちゃんとギザギザ加工?(あれ何て言うんですかね?)で組んであるみたいですが所々がメリケン仕事満載です。

寸足らずの多い事・・・・。

ま、仕方ないですね。
































至る所に37の表記が。

これは何だろう??

品番なのかな??



































ここにも37。

































キャビネットは真ん中でセパレートしてあるんですが、この寸足らずの仕事を見る限りは、音質への考慮でもない気がしますね。

補強とグラスウールの関係でしょうか?

スピーカーを分離させて音を均一化なんて効果は多分ないと思います。

そういう狙いが有るにせよ機能してないと思います。

個体差有るかもしれませんけど。




































ここにも寸足らずが。

なんかもう慣れてきましたね。

キャビの品質は最近のリプレイスメントの方がよっぽど良いかも。

それでも『木が違う』と言われれば・・まあそうかもとは思いますけどね。

多分ブラインドテストしたら誰も解らんのでは??


































セパレート材にも37が。品番と言うか工場でのナンバリングでしょうね。多分。



































しかしここで問題がOMG・・・。

スピーカーを留めるネジがサランネット側から付いています・・・。

とは言ってもナットは裏側に有るので上手く行けばと思ってましたがネジの数が8本ですので(Vintage30は今時仕様の4本留め)どうしようもない。

Vintage30側のネジ穴を増やすのは建設的ではないのでバラシ決定。


めんどい・・・。

しかしもう後戻りは出来ません。




スピーカーが付いてるフロントパネルを外します。

一番奥にネジが有るので、キャビの縁が干渉して普通サイズのドライバーでは回しにくいので長ーいドライバーが必要です。

参考にしてください。
































バラシ完了。

































ここでまたOMG!!

ある程度予想はしていましたが、フロントパネルとサランネットグリルの枠が分かれてません・・・・。

同じようなタイプのショウマンアンプなんかは分離されていると言う話でしたが。

サランネットもバラシ決定。

面倒くせええええ・・。


































とりあえずサランネットは後回しにして、オリジナルのOxfordスピーカーを外します。































はっきりとした事は調べても解りませんでしたが、真っ黒に塗ってあるタイプが検索したら結構出てきたのでこれも仕様だと思われます。

よく見るとファクトリーコードと思われる文字列が書いてありますが、調べても解りませんでした。

まあでも見た目も見た目なんでオリジナルかな。

どのみち交換なんでこれ以上はスルーします。



































これまた薄々気づいていましたが、ナットサイズがインチですね。

手持ちのレンチでは適合せず・・・。

プライヤーでセコセコ外しました。

ダルい・・。



































取り外し完了。

意外や意外。かなり綺麗な状態ですね。

エッジ部分のコンディションもバッチリ。

まだまだ問題なく使えそうです。

いつかキャビを自作する時の為に大事に保管しておきます。

自作?するかな・・?































こちらはVintage30。

































これもほぼパーフェクトですね。キレイなもんです。
































これが問題の8本ネジ。

一瞬喰いきりペンチで切ってしまおうかと思いましたが止めました。

せっかくの年代物ですからキレイにね。
































サランネットを留めているタッカーを外します。

これがまた・・アホみたいな数で留めてあります。

画像の部分なんて良い方で・・・。

黙々と外して行きます。

無言です。
































アンプロゴも外します。

立派な金属製です。



































そして終了おおおおおお!!!!!!
































キレイにバラシ完了です。

めちゃダルい作業です。

もうやりたくないな・・・。
































余分なネジを外して、スピーカーを置いてみます。

うん。良い感じですね。
































キャビに仮組み。

カッコいい。































外しまくったタッカーの残骸。

マジでキツい作業でした。指痛いし・・・。


































パネルをキャビにネジ留めして、元から付いていたケーブルをサクッとハンダ付け。































そんで音出しチェック。

ブリリアント!!

ブリリリリリリリリリリアントオオオオオオ!!!!!

Vintage30スゲー!!!!!



まずはパワフル。

音もデカイですね。

キラッキラした音色です。

野太くクリーンなロー。パワフルなミッドレンジ。キラキラのハイ。

そんな印象。


ブライアンの気持ちがよくわかる。

なるほどなー。

GRETSCHとの相性は抜群ですね。

特にフィルタートロンとは。


Oxfordの音がストレイキャッツだとすればVintage30は近年のオーケストラのトーンですね。

解りやす過ぎてビビりました。


スゴいな。本人が考えたカスタムなんだろうか??




































スピーカーの効果が絶大だった事に味を占めて、配線も交換する事にしました。

最初に選んだのはBeldenの#8473。

人気の#8470のゲージが太い奴です。

#8470でも良かったんですが、何となく『線は太い方がエラい』と思って太い奴にしました。

究極のフラット!なんてのが売りのケーブルですね。


Beldenにはもう一つ通称ウミヘビと呼ばれる#9497ってのが有るんですが、色んなフォーラムで調べるとローミッドが痩せるとみんな書いてたので、今回はとりあえず見送りました。


僕が持ってるFender Pro Juniorってアンプには#9497使ってるんですがあんま気にはならなかったんですけどね。

Pro Juniorは10インチ一発なんで解りにくいのかも知れません。


ま、好みの問題ですかね。
































んで8473。

思ったよりも太い。

皮膜を剥くのも一苦労です。

































そんでハンダ付け。

ここでまた問題。

線が重過ぎてハンダが取れてしまいます・・・・。

取り回しも強烈にやりづらい。

太いがエラい作戦失敗・・・・。


しかしハンダが切れる前の音出しテストは良い感じ。

パワフルさは失われずに、きっちりコンプレッションされた印象。

これがフラットか?と言われても解りませんが良い印象でした。































方向性を変えて8470を注文。

8473はスピーカーケーブルに加工しました。

モンスターケーブルとの差が楽しみですね。



































8470が届くまでの間にサランネットを装着。

せっかくだから新品に替えようかとも思いましたがとりあえずオリジナルで。

ホツレ部分もリペアして完璧。

ちなみにこの年代のサランネットは『WHEAT』って奴です。

それ以前のモデルには『Ox Blood』と言う焦げ茶のタイプが付いています。

WHEATの訳は小麦、Ox Bloodは雄牛の血。

メリケン思考ですね。なんだかイケてます。

ちなみにサランネットでは検索してもイマイチ引っ掛かりません。

正式な名称はGRILL CLOTHですね。
































こんな工具もちゃんと持ってました。

エラいぞ俺。

昔お店の改装なんかに使った記憶が有ります。

アメリカ人よりは少ない本数で留めました・・・。
































そんなこんなでパーツが到着。

ついでにジャックも新品に交換。

勿論スイッチクラフトです。

ジャックはショートとロングが有るのでロングを買わないと板の厚みでナットが締めれません。

参考にしてください。
































8470も到着。

やっぱりこの太さがベストですね。


































ハンダは止めて、圧着ペンチと圧着金具もゲット。

金具がなかなか売ってなくて、カホパーツセンターへ。

さすがの品揃え。

ピュアオーディオ用のゴールドなんてのも有りましたが、クロームで。

多分問題ないと思います。
































サクッと加工。

やはり専用工具は素晴らしい。

もっと早く買えば良かった。































今回余った配線たち。

Vibro King用のケーブルも作ってみようと思います。
































ハンダを綺麗に拭き取って結線。

サクッと作業終了。

音出しチェックも完璧。


スピーカーケーブルも色々試してみました。

8473もかなり良かったけどやっぱモンスターかな。



へんなEQかますよりはスピーカーケーブルをかえる方が効果は絶大ですね。



































長く書きましたが、遂にカスタムも最終局面。

ステップアップトランス導入です。


これまた効果絶大!

さらにパワフルになりました。

やっぱ適正電圧って大事ですね。

パイロットランプの輝きがスゴい。


つーか先にトランス買わなきゃ駄目ですね。

順番間違えてました。


トランスはカスタムせずとも買うべきですね。












真空管、スピーカー、スピーカーケーブル、トランス。

今回のカスタムはどれも効果絶大で大満足です。


こっからまた電源ケーブルやアンプ内配線と行きたいところですが、これはまたいつか。


もし最後まで読んでくれた人が居たらありがとうございます。

今回自身の記録として書きましたが、もし同じようなカスタムをやりたい人なんかが居て、その時の参考になれば嬉しいですね。