2011年11月24日木曜日

Logic奮闘記 Fender '63 Reverb Box 6G15 & VOX V848 MOD. & RANT N' RAVE with the STRAY CATS POSTER

もはや何がロジック関連なのか解らないLogic奮闘記。

ま、大きく音楽関連と言う事でご了承を。


近頃はもっぱら機材の大幅な入れ替えを続けています。

使わなそうな奴はガンガン売却しながら、今後の残りの人生に必要だ!(と思われる)機材をコツコツとゲットしております。














































最近の大物ゲットはコレ。

フェンダーの誇るスプリングリバーブの名機、'63 Reverb Box 6G15。

前からずっと欲しくて、最近Vibro King購入につき念願のゲット!

だったのですが、あまりの素晴らしさにどうしてもBassmanでも使ってみたくなって購入。

これは90年代半ば?のリプロ品です。

ホントはブラウンの現行品が欲しかったんですけど、ワンオーナーの正規品があんまり安かったんで黒にしました。


最初はうーん・・黒かぁ・・と思ってたんですが届いた現物を見ると問題なくカッコ良かったんでオッケー。


色々と調べると90年代にはホワイトトーレックス!もあったようです。

US限定だったのかも知れませんが。

僕の知ってる限り、ブラウン、黒、ツイードだけだと思ってたんで少しビビりました。

60'sオリジナルにはホワイトはもちろんあります。


アレだったらエンブレムだけ交換しようかな・・・。













































上からのアングル。うんうん。カッコいい。

Vibro King内蔵の物と比べると、やはり少し違いを感じます。

ま、アンプも違うんで何とも言えませんが。

真空管の違いもあるので、追々テストしてみようかと思います。

何にせよ極上かつ鬼ウェットなリヴァーブサウンドです。




最近気になってるのが、真空管のバイアス調整って奴なんですが誰かやり方教えてくれませんかね。

もうここまで来ると何でも自分でやってみようと思います。








































あとワウを購入。

前から持ってたV847がぶっ壊れちゃったので買い替え。

今回はV848 クライドマッコイモデルのモデファイ品。

エフェクトボードに設置する為のプレートも付いてお買い得でした。





































中はこんな感じ。

WEのヴィンテージ配線なんかできっちりカスタムしてありますね。

音は良質なヴィンテージタイプです。

音痩せもなくて普通にいい感じ。

僕的に大事なのはこの『普通』と言うニュアンス。

説明するのは難しいですが、普通に良い機材が好きですね。


スタイル的に頻繁に使うエフェクトではないのですが、やはりワウの効果は唯一無二なのでずっと手元?足下?にはあります。

ストラトや335タイプも勿論ですが、フルアコも案外良い感じですよ。

暇をみてはチャカポコやってます。


もう一生コレで良いやと思います。













































最後はコレ。

お友達のマルちゃんに頼んでebayでポチってもらいました。

当時物の3rdのポスター。

サイズも20"×28"と手頃でB2フレームにほぼフィット。元から入れてたエルヴィスを下敷きにして主役の座をゲットです。


しかししかししかし!!超カッコいいな!!


ロカパンにライダースはブライアンしか似合わんな。

善くも悪くもね・・・・。


しかし嬉しい。

マルちゃんありがとう!!

2011年11月17日木曜日

店休のお知らせ

11月20日の日曜日は法事にてお休みさせて頂きます。すみませんがよろしくお願いします。


-KINGKONGDINER-



2011年11月3日木曜日

Logic奮闘記 1963 Fender Bassman Amp 6G6B 改 Celestion Vintage30 & Belden 8473,8470 & ステップアップトランス編

調子に乗って続編です。

遂にキャビネットのスピーカー&配線のカスタムに着手します。




































ベースマンはキャビネットの裏が密閉されている、所謂ピギーバック構造です。

入手して十年、初めて裏蓋をあけます。

つーかネジ多過ぎだろ・・・。






































もしかすると48年ぶり??のオープン。


































予想通りグラスウールがビッシリです。



























サクッとグラスウールをビニール袋に収納して密封。

全貌が明らかになりました。

ヘーなるほど。こんな感じか。


































スタジオでは狭くて作業が出来ないので部屋を移動。





































細かくチェックして行きます。

































まずスピーカー。

てっきりJensenが入ってるもんだと思ってたらOxfordが入ってました。

ネットでアメリカのフォーラムなんか見てると当時の仕様みたいです。

Jensenは61年?位までっぽいですね。

はっきりは解りませんが。



































今回チョイスした新しいスピーカー。

英国の誇るスピーカーブランドCelestionのVintage30の8Ωを二発です。

最近のセレッションはどうも中国製みたいで、(時代ですね)新品購入をあえて避けてヤフオクで美品ちょい中古のイングランド製を入手。


実はこれがはっきりUKメイドかどうかは解らんのですがプリントが昔のタイプですし、中国製にはmade in Chinaのプリントがあるとの事でしたので多分UKだと思います。


サウンドハウスで新品買うよりだいぶ安かったし、エージングとか考えたら、今のペースでは人生終わってしまいそうでしたのでこれで良かったと思います。

ベースマンの出力インピーダンスは4Ωなので8Ωスピーカー二発を並列で接続します。
































さて交換作業の為にキャビネットをバラシに入ります。

































しかし色々とチェックして行くと、何ともまあ適当と言うかなんと言うか・・・。

ボックス自体はちゃんとギザギザ加工?(あれ何て言うんですかね?)で組んであるみたいですが所々がメリケン仕事満載です。

寸足らずの多い事・・・・。

ま、仕方ないですね。
































至る所に37の表記が。

これは何だろう??

品番なのかな??



































ここにも37。

































キャビネットは真ん中でセパレートしてあるんですが、この寸足らずの仕事を見る限りは、音質への考慮でもない気がしますね。

補強とグラスウールの関係でしょうか?

スピーカーを分離させて音を均一化なんて効果は多分ないと思います。

そういう狙いが有るにせよ機能してないと思います。

個体差有るかもしれませんけど。




































ここにも寸足らずが。

なんかもう慣れてきましたね。

キャビの品質は最近のリプレイスメントの方がよっぽど良いかも。

それでも『木が違う』と言われれば・・まあそうかもとは思いますけどね。

多分ブラインドテストしたら誰も解らんのでは??


































セパレート材にも37が。品番と言うか工場でのナンバリングでしょうね。多分。



































しかしここで問題がOMG・・・。

スピーカーを留めるネジがサランネット側から付いています・・・。

とは言ってもナットは裏側に有るので上手く行けばと思ってましたがネジの数が8本ですので(Vintage30は今時仕様の4本留め)どうしようもない。

Vintage30側のネジ穴を増やすのは建設的ではないのでバラシ決定。


めんどい・・・。

しかしもう後戻りは出来ません。




スピーカーが付いてるフロントパネルを外します。

一番奥にネジが有るので、キャビの縁が干渉して普通サイズのドライバーでは回しにくいので長ーいドライバーが必要です。

参考にしてください。
































バラシ完了。

































ここでまたOMG!!

ある程度予想はしていましたが、フロントパネルとサランネットグリルの枠が分かれてません・・・・。

同じようなタイプのショウマンアンプなんかは分離されていると言う話でしたが。

サランネットもバラシ決定。

面倒くせええええ・・。


































とりあえずサランネットは後回しにして、オリジナルのOxfordスピーカーを外します。































はっきりとした事は調べても解りませんでしたが、真っ黒に塗ってあるタイプが検索したら結構出てきたのでこれも仕様だと思われます。

よく見るとファクトリーコードと思われる文字列が書いてありますが、調べても解りませんでした。

まあでも見た目も見た目なんでオリジナルかな。

どのみち交換なんでこれ以上はスルーします。



































これまた薄々気づいていましたが、ナットサイズがインチですね。

手持ちのレンチでは適合せず・・・。

プライヤーでセコセコ外しました。

ダルい・・。



































取り外し完了。

意外や意外。かなり綺麗な状態ですね。

エッジ部分のコンディションもバッチリ。

まだまだ問題なく使えそうです。

いつかキャビを自作する時の為に大事に保管しておきます。

自作?するかな・・?































こちらはVintage30。

































これもほぼパーフェクトですね。キレイなもんです。
































これが問題の8本ネジ。

一瞬喰いきりペンチで切ってしまおうかと思いましたが止めました。

せっかくの年代物ですからキレイにね。
































サランネットを留めているタッカーを外します。

これがまた・・アホみたいな数で留めてあります。

画像の部分なんて良い方で・・・。

黙々と外して行きます。

無言です。
































アンプロゴも外します。

立派な金属製です。



































そして終了おおおおおお!!!!!!
































キレイにバラシ完了です。

めちゃダルい作業です。

もうやりたくないな・・・。
































余分なネジを外して、スピーカーを置いてみます。

うん。良い感じですね。
































キャビに仮組み。

カッコいい。































外しまくったタッカーの残骸。

マジでキツい作業でした。指痛いし・・・。


































パネルをキャビにネジ留めして、元から付いていたケーブルをサクッとハンダ付け。































そんで音出しチェック。

ブリリアント!!

ブリリリリリリリリリリアントオオオオオオ!!!!!

Vintage30スゲー!!!!!



まずはパワフル。

音もデカイですね。

キラッキラした音色です。

野太くクリーンなロー。パワフルなミッドレンジ。キラキラのハイ。

そんな印象。


ブライアンの気持ちがよくわかる。

なるほどなー。

GRETSCHとの相性は抜群ですね。

特にフィルタートロンとは。


Oxfordの音がストレイキャッツだとすればVintage30は近年のオーケストラのトーンですね。

解りやす過ぎてビビりました。


スゴいな。本人が考えたカスタムなんだろうか??




































スピーカーの効果が絶大だった事に味を占めて、配線も交換する事にしました。

最初に選んだのはBeldenの#8473。

人気の#8470のゲージが太い奴です。

#8470でも良かったんですが、何となく『線は太い方がエラい』と思って太い奴にしました。

究極のフラット!なんてのが売りのケーブルですね。


Beldenにはもう一つ通称ウミヘビと呼ばれる#9497ってのが有るんですが、色んなフォーラムで調べるとローミッドが痩せるとみんな書いてたので、今回はとりあえず見送りました。


僕が持ってるFender Pro Juniorってアンプには#9497使ってるんですがあんま気にはならなかったんですけどね。

Pro Juniorは10インチ一発なんで解りにくいのかも知れません。


ま、好みの問題ですかね。
































んで8473。

思ったよりも太い。

皮膜を剥くのも一苦労です。

































そんでハンダ付け。

ここでまた問題。

線が重過ぎてハンダが取れてしまいます・・・・。

取り回しも強烈にやりづらい。

太いがエラい作戦失敗・・・・。


しかしハンダが切れる前の音出しテストは良い感じ。

パワフルさは失われずに、きっちりコンプレッションされた印象。

これがフラットか?と言われても解りませんが良い印象でした。































方向性を変えて8470を注文。

8473はスピーカーケーブルに加工しました。

モンスターケーブルとの差が楽しみですね。



































8470が届くまでの間にサランネットを装着。

せっかくだから新品に替えようかとも思いましたがとりあえずオリジナルで。

ホツレ部分もリペアして完璧。

ちなみにこの年代のサランネットは『WHEAT』って奴です。

それ以前のモデルには『Ox Blood』と言う焦げ茶のタイプが付いています。

WHEATの訳は小麦、Ox Bloodは雄牛の血。

メリケン思考ですね。なんだかイケてます。

ちなみにサランネットでは検索してもイマイチ引っ掛かりません。

正式な名称はGRILL CLOTHですね。
































こんな工具もちゃんと持ってました。

エラいぞ俺。

昔お店の改装なんかに使った記憶が有ります。

アメリカ人よりは少ない本数で留めました・・・。
































そんなこんなでパーツが到着。

ついでにジャックも新品に交換。

勿論スイッチクラフトです。

ジャックはショートとロングが有るのでロングを買わないと板の厚みでナットが締めれません。

参考にしてください。
































8470も到着。

やっぱりこの太さがベストですね。


































ハンダは止めて、圧着ペンチと圧着金具もゲット。

金具がなかなか売ってなくて、カホパーツセンターへ。

さすがの品揃え。

ピュアオーディオ用のゴールドなんてのも有りましたが、クロームで。

多分問題ないと思います。
































サクッと加工。

やはり専用工具は素晴らしい。

もっと早く買えば良かった。































今回余った配線たち。

Vibro King用のケーブルも作ってみようと思います。
































ハンダを綺麗に拭き取って結線。

サクッと作業終了。

音出しチェックも完璧。


スピーカーケーブルも色々試してみました。

8473もかなり良かったけどやっぱモンスターかな。



へんなEQかますよりはスピーカーケーブルをかえる方が効果は絶大ですね。



































長く書きましたが、遂にカスタムも最終局面。

ステップアップトランス導入です。


これまた効果絶大!

さらにパワフルになりました。

やっぱ適正電圧って大事ですね。

パイロットランプの輝きがスゴい。


つーか先にトランス買わなきゃ駄目ですね。

順番間違えてました。


トランスはカスタムせずとも買うべきですね。












真空管、スピーカー、スピーカーケーブル、トランス。

今回のカスタムはどれも効果絶大で大満足です。


こっからまた電源ケーブルやアンプ内配線と行きたいところですが、これはまたいつか。


もし最後まで読んでくれた人が居たらありがとうございます。

今回自身の記録として書きましたが、もし同じようなカスタムをやりたい人なんかが居て、その時の参考になれば嬉しいですね。